◇心理カウンセリングを受ける前の状態と受けてから3ヶ月後の状態。
わたしがえくぼさん[i]のカウンセリングを受けるキッカケとなったのは、ある講座でした。
寿命を迎えた時に「生き切ったー!」と思えるような人生にしたい。
そう思って申し込んだ講座ですが、受講にあたり、心の抵抗を感じていました。
「望む人生にするために受けなきゃ」という気持ちとは別に、
「受けたくない」という気持ちがあったのです。
その相反する2つの気持ちの板挟みになって、素直に講義を受け取れないまま受講するという状態になっていました。
「ありたい人生を手に入れたいのに、そこへ向かえない」
この状況を打破したくて、講座を中断し、えくぼさんにカウンセリングをお願いしました。
えくぼさんを選んだ理由は、わたしとは対照的な感情豊かな方に見えたからです。
わたしは自分を理屈が好きで理屈で考えすぎるタイプだと思っていて、
「納得できる理屈をぶつけてこなさそうな」えくぼさんをあえて選びました。
理屈ではさんざん考えたので、別のアプローチがほしいと思ったのです。
えくぼさんのセッションは、よくある「あなたのお悩みをズバッと解決!」というような感じは全くなく、
1つ1つ、「ああでもないこうでもない」と、いっしょに探す姿勢で、ある意味とてもたどたどしく感じられました。
いくつかセッションを試してみて、なかなか道が見えずあせるわたしに、えくぼさんは「この方法では効果が低いとわかるのも進歩の1つだよ」と穏やかにおっしゃってくださいました。
セッションがどんどん迷走させてしまうので、申し訳ない気持ちにもなったのですが「ボクはこの時間がうれしいの」と励ましてくださいました。
「どんなに迷ってもナビゲートするから大丈夫」との言葉に、わたし自身は答えに向かおうとするんじゃなく、今の気持ちに向き合うことに集中しよう、かじ取りはえくぼさんに任せよう、と覚悟を決めました。
そのあとのセッションで、わたしは迷走して迷走して迷走したあげく、突然「もういいわ!」という気持ちがわきました。
わたし以上にわたしと真剣に向き合ってくださるえくぼさんの姿勢に、あんなに「気が乗らないこの気持ちはなんだ!」と、こだわっていたわたし自身が音をあげたのです。
この後、わたしは中断した講座にもどり、そこで自分の体験の種明かしを知ることになりました。自分が囚われていたものが何だったのか、なんとなく理解でき、笑いました。(笑う人は珍しいね、とスタッフに言われました)
えくぼさんはわたしの悩みに、答えを出してきません。答えに見当がついているそぶりも見せません。
ただただ、自分で答えを見つけられるように、お母さんのように寄り添って尋ねてくれるのです。
セッションを受けて、わたしはこれまでさんざん頑張ってきたこと(講座など)に、盛り上がるフリにつかれて、今度はいじけたフリをしていたのだと気づきました。
盛り上がるフリをしなくていい、いじけるフリもしなくていい。
演じる自分をやめて、しんどいなと思ったら席を外す。わざわざ斜に構えもしない。
そんな普通のつまらない、残念なわたしを受け入れよう、と思いました。
セッションを受けて数か月、わたしは今までより頭がクリアに働くな、と感じることがあります。
何かを演じようとして、脇にそれてしまっていた分のエネルギーが、きちんと回るようになってきたのだと思います。
今回の感想を書くにあたって、改めて気づきました。
最後に、わたしのように、考えて答えを見つけようとしてうまくいかない人は、是非えくぼさんのセッションを受けてほしいと思います。きっと面白い体験ができると思います。
また、えくぼさんは女性に圧を感じさせない雰囲気を自然に出す才能をお持ちですので、女性の方にも安心して受けて戴けると思います。
[i] えくぼ 神原雅人の愛称
<解説>
ある講座のサポートカウンセラーとして登壇していた時に、心理カウンセラーとして関わる機会をいただきました。 通常だと3ヶ月くらい機関が必要な課題を、集中的向き合い解決の機会でした。